以前にNHKで放送していた 「ハゲタカ」。
初回の放送は2007年2月~3月で、当時は毎週食い入るように見ていたものです。
この続編が映画になり、今日が公開初日。
原作は 真山 仁 著 「レッドゾーン」。
- 作者:真山 仁
- 発売日: 2011/06/15
- メディア: 文庫
そしてこの映画。今日が公開初日です。
六本木ヒルズの劇場で舞台挨拶をしていたようですが、私が舞台挨拶の件に気がついた時(5月末日)には既にチケット完売で行けません(涙
ということで、他の劇場にて拝見!
新聞のレビューであったように、登場人物の背景などは全く説明されずに話が展開されます。ドラマを見ていた人のみをターゲットにしているようです。私は今年のゴールデンウィークにやっていた再放送を見ていたので全く問題ありませんでした。しかし、初回放送は2007年ですので今から約2年前。私も再放送を見ていなかったら、話について行けてたかどうか・・・自信ないです。
上映時間は2時間over。最近の映画としては少し長めですが、内容は盛りだくさん。登場人物の背景なんて入れている時間もないってほどです。逆にまどろっこしい背景説明がないことで、ストーリーの展開の早さを楽しむことができました。
全般にわたっては日本の経済活動(企業活動)に対してのもの悲しさに満ちている作品です。けれど、暗いというわけではなくて、日本経済をどういう風に変えていけば復興していけるかを、登場人物それぞれの観点からポジティブに描いているように感ぜられます。
レッドゾーンという原作タイトルは、作品中で買収対象となる企業 「赤間自動車」から取っていると思います(赤い:レッド、間:ゾーン)。けれども、赤間自動車という企業に代表される日本の経済活動自体がもう危なくて、それに対する警鐘を鳴らすことがこの映画の本質だったら・・・・・「レッドゾーン(危険水域)」に日本が突入しているという意味として取ることもできるのではないかと考えます。
百聞は一見にしかず です。
これからの日本経済の行方に懸念を抱いているような方には特におすすめ。
映画の予告編はこちら↓