ランニングで愛用していたシューズ ASICS DSトレーナー15 が壊れてしまったので、Newシューズを探していました。
候補として、 DSトレーナー17、サロマレーサーST、フェザーファイン を挙げていましたが、全く違うタイプのシューズを購入。
SCOTT T2 Limited
SCOTTは自転車ブランドとしては知っていましたが、ランニング用のシューズも作っていたとは驚きです。実はトライアスロンのランニング用で開発されたものらしく、疲れないように走れる工夫がしてあります。
特徴は、このソール部分。
船の底のように湾曲しています。この湾曲があるため、踵からついた足がスムーズに前足側に流れていきます。重心移動がスムーズになる感触。
購入して、10kmほど試走して見ました。最初は、重心移動が勝手に早くなったことに戸惑って、ピッチがあがり心拍数もあがるような走りになってしまいました。その後、2-3km走って慣れたあとは、スピードの調整も容易になりました。重心移動がスムーズになることにより、無駄な足の動きが少なくなるようす。楽に長距離を走るには良いシューズだと思いました。
ただ、この湾曲が及ぼす影響は、自重(体重)に関係があるような予感がします。体重が軽すぎる人は効果を感じづらくなるでしょうし、体重が重い人は重心移動が早くなりすぎて疲れてしまうかもしれません。当然、私は体重が重い方の部類に入るでしょうね・・・。
10km試走したインプレッションをまとめてみます。
良い点
軽い割にはクッション性もある
楽に長距離を走る目的には合っている
重心移動がスムーズになって、足先まで使えるようになる
悪い点
靴紐を通す穴は足首側が1つ足りない(ASICSなどと比べて)ので、踵が緩くなりがち
体重の軽重によって靴底の湾曲効果が異なるかも
靴底のつま先部分にある空気穴から水が入るかも
靴底を見るかぎり、グリップ力はあまりないかも
ちなみに、悪い点であげている、下の3つは "かも" なので推測でしかありません。劇的に悪い点は見当たらない靴で、私としてはかなり満足度が高い。東京マラソン2012で履く靴の、最有力候補になりそうです。