SMARTという車に試乗してきました。
試乗しようとウェブサイトを調べていてわかったのですが、SMARTの語源は、"Swatch Mercedes ART" → 略して "SMART" とのこと。
取り扱いのディーラーは、なんとMercedesでした。つまり、ベンツ!!
今の車の次に乗るなら、小さくて、掃除が楽で、税金や保険が安い車にしようと考えています。
そこで、この間TVで見たSMARTに乗ってみたい!と思いたち、試乗させてもらいました。
外観
思っていたよりもかなり小さくてびっくり。特に前後の長さ。
トランクは上下で分割して開閉する。意外と使いやすい。
運転席、助手席の扉が大きめなので、乗降口も大きくて乗り降りが楽。
内装
2シーターになっているので、日本の軽に比べたら断然広い。
サンルーフが最初から付いているので、開放感がある。
ハンドルが安っぽくなくてよい。
iPhone/iPod用の接続ケーブルが付いていて、すぐに使える(音質は良くないけど)。
エアコンが左右独立で温度調整ができない。
試乗
オートマチック車にあるクリープ現象(アクセル踏まなくても前に進む)がない。
ギアの切り替えがマニュアル車っぽくて、アクセル踏んだままだと変速ショックが大きい。
マニュアルモードで操作して、ギア切替時にはアクセルを一旦放して踏み込み直す・・・とやるとギアチェンジがうまくいくように感じる。
ギアチェンジは、前に押すと+方向、手前に引くと-方向。TOYOTA車などと一緒。
停止するときにブレーキを踏んでも、カックンと前につんのめる感じがない。RR(リアエンジン・リアドライブ)で、後ろに重心があるから前につんのめりにくいのかも。
アイドリングストップ機能を初めて体感。停まるときは絶妙なタイミングでストップする。逆に、エンジンを起動させるときにはちょっとコツがいる。動きたいタイミングのちょっと前にブレーキを放す必要がある。
駐車は楽勝。サイズが小さいだけあります。
まとめ
見た目は、運転が苦手な人に向けた車なのに、運転してみると全然違うというチグハグ感がありました。クリープ現象がないのと、変速時のショックが大きいという2点、これらは運転が苦手な人には好ましくないような気がします。ヨーロッパではマニュアル車が普通だからか、オートマの機構がサイズ的に大きすぎて入らない・・・という理由なのか、このような作りにせざるを得なかったのでしょう。
6月にフェイスチェンジ版が出るそうで、ターボが付くとのこと。 "排気量↓+ターボ" とか、"気筒休止+ターボ" ならエコな人には嬉しいかも。単にターボ付けただけなら、日本人がこの車に抱くイメージに逆行しているような気がします。
逆に、SMARTのEV版やCVT版が出れば、人気の出る車に大化けしそうな予感 (私も欲しい!)。