Kindle Paperwhite 第11世代

【NEWモデル】Kindle Paperwhite (8GB) 6.8インチディスプレイ 色調調節ライト搭載 広告つき

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概略

Kindle Paperwhiteを第10世代から第11世代へアップグレード。

モノクロのe-Ink技術を使っているのは同じ。

だから、そんなに大きな革新はないのだけれど、細かいところで変更がありました。

私が感じた良い点/悪い点をまとめます。

環境

良い点

  • 画面遷移が早い
    Kindleの画面遷移は、iPhone/iPadで慣れていると遅いとしか感じません。
    あくまでも、旧世代のKindleと比較して画面遷移が「少し」早くなっただけです。
    この「少し」が、今までを知っている人からすれば革命的なだけ。大きな期待は禁物。
    画面遷移の待ち時間はとてもストレスだったので、個人的にはとてもうれしい進化。

  • 画面が大きい
    画面が大きいと、1ページに表示できる文章量は増えます。すると、画面遷移をする総数も減ります。
    Kindleが主にバッテリー消費をするのは、画面遷移をする際だけなのです。
    そのため、画面遷移をする総数が減ると、バッテリー消費を減らすことにも、画面遷移のストレス(人が待つ時間)を減らすことにも貢献できます。

  • USB-C充電
    外出時にiPadと同じUSB-Cケーブルだけあれば充電できるのがメリット...ではなく、充電スピードの向上のほうが効果は大きい。
    充電するときのワット数は、旧5W(5V 1.0A) -> 新9W(5V 1.8A) へ1.8倍のパワーアップ。
    Kindleって、スマホやスマートウォッチと違って、数週間に1回しか充電しないのです。
    その代わり、いざというときに電池残量が乏しかったりするケースが多いので、短時間の充電でそこそこの電池残量があればよい。つまり、短時間でどれだけ充電できるかが勝負!
    Kindle利用者にとって、ワイヤレスのQi充電なんて飾りなのです。とはいえ、ワイヤレスでも7.5Wで充電可能ですから従来と比較して早いですよね。
    マメに充電したい人、バッテリー残量に関して心配性な人は、ワイヤレス充電が可能なシグニチャーエディションをご購入くださいませ。

  • WiFi 5GHz帯に対応
    第11世代からWiFi 5GHz帯に対応していることはあまり知られていない点。
    新旧Kindleを比較しているウェブサイトでも、対応しているWiFiに「IEEE802.11 b/g/n」(※つまり2.4GHz帯)としか書かれていないことが多い。
    2.4GHzと5GHzで体感の動作速度が変わるわけではないけれど、通信の混線は5GHz帯のほうが少なく、脱2.4GHz帯を目指している我が家にはうれしい。

悪い点

  • 32GBモデルがない
    通常版は8GBモデルしかなく、32GBモデルはシグニチャーエディッションだけで割高。
    私は、第10世代のときに32GBを購入したが、使っていた容量はなんと2GB。
    小説、ビジネス書、文字多いPDFだけなら、実容量5GBあれば十分と考えているので、私にとっては悪い点ではない。
    漫画中心の人で、本を全部Kindle内に溜めておきたい人にとっては8GBモデルだと足りないのでオススメしません。

  • LTEモデルなし
    通勤の電車でKindleを読んで、家に帰ったら読み終わったページがiPad/PCへ同期される。
    これが自動化されたらうれしいなと、次買うときはLTEモデルにしようと考えていた。
    WiFiモデルだと、家に帰ってからWiFiに一度接続するか、電車内でスマートフォンテザリング機能でネットワーク接続しておく必要がある。
    通勤通学の途中でKindleを使いたいという人は、旧世代のLTEモデルも視野に入れたほうが良い。

  • 横幅が大きくなって持ちにくい
    画面が大きくなったことによるデメリット。
    横幅が大きくなって、成人男性でギリギリ持てるくらい。
    このようなベルトを準備したほうがいいかも(ただし、2021-12-08時点で6.8インチKindleには対応していなさそう)。

amzn.to

まとめ

雑誌や漫画はiPadやパソコンでみたほうが快適。

カラー挿絵などがない小説やビジネス書などは、Kindle最強。

いつもKindleを評するときは、このように言っているのですが、今回も変わらず。

悪かった点もあるけれど、私にとってはさほど問題にはならないので、11世代にしてよかった。

ただ、第10世代から第11世代へ買い替えても「快適度が少し上がった」くらいの変化。

購入前に、期待値を高くしてはいけません。

Kindleの使用頻度がとくに高い人は、買い換えがオススメ!

LTEでの同期が必要な人や手が小さい人は、第10世代を検討しても良いです。

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