概略
Macを使っていると、システムデータが大きくなってしまうことがあります。
その対処法を簡単に説明します。
事例: M1 Macbook Air(macOS Sonoma)
大きなデータを探す方法
システム設定-一般-ストレージを開いてみてください。
もし、「システムデータ」が肥大化しているのであれば、以下の内容で対処してください。
まずは、大きなデータがどこにあるのかを探す必要があります。
そのためには、ターミナルを起動して以下のコマンドを使います。
sudo du -g -x -d 6 / | awk '$1 >= 5{print}' | sort
このコマンドは、Macのディレクトリの中で、サイズが5GB以上のものを探し出し、それを表示します。
-gはギガバイト単位で表示することを意味し、-dはディレクトリの深さを指定します。
$1はファイルサイズを示しています。
※ 上のコマンドの内容はディレクトリの深さは6階層まで、5GB以上のファイルを抽出
削除すべきファイル
大きなデータが見つかったら、それが削除しても問題ないものかどうかを確認します。
私の場合、以下の二つのデータを削除対象としました。
Docker
Docker Desktopを使っていると、デフォルトの設定では /Users/nattou/Library/Containers/com.docker.docker/Data
に60GBほどのVMファイルが作られます。
このファイルは、Docker Desktopをアンインストールしても消えません。
そのため、アンインストールした後に手動で削除する必要があります。
ESET
ESETは、バージョンアップするときに差分ファイルを作ります。これが残って放置されディスクを圧迫してしまうようです。
場所は、/Library/Application Support/ESET/esets/modules/data/updfiles
。
私の場合、3年ほどで70GB程度に膨れ上がっていました。
まとめ
以上が、Macのシステムデータが大きくなったときの対処法です。
ESETのほうは定期的に削除する必要がありそうですね。
大切なデータを削除しないように注意しながら、適切に管理していきましょう。