Macbook ProにてOSをMojaveからCatalinaへのアップグレードすることについて記載しています。
きっかけ
- Catalinaがリリースされてから半年ほど経過しているので、そろそろ安定してきたかなという勘。
- SideCarというiPadをサブモニターとして使える機能を使いたかった。
- 32bitsアプリが使えなくなるということだったが、すでに自分の環境では使っていなかった。
- iPhone/iPadで使っているリマインダーアプリをアップグレードするには、MacもCatalinaにしてリマインダーアプリを最新にしないと同期がなされない。
- スリープからの復帰がMojaveよりも安定することを願って。
- Mojaveではネットワークが不安定になることが多く、LINEやSafariが接続できない現象が時々発生。同じネットワークに所属している機器からは接続できるので、Macの問題。
良かった点
ウィンドウ操作
アプリの各ウィンドウにある左上の緑ボタンを長押しすると、ウィンドウの左寄せ/右寄せ、iPadProへの遷移、などができるようになった。
悪かった点(アップグレードしたあとの課題)
shの変更
新規にCatalinaをインストールした場合は、デフォルトシェルがzshになっている。
Mojave以前のOSからアップグレードした場合は、bashのまま変わらない。
今回はアップグレードであるため、bashのまま変わらない。
けれど、シェルを立ち上げた際に、シェルの変更を勧めるメッセージが出るのが気に入らなかったこともあり、これを機会にzshへ変更した。
[変更方法]
システム環境設定
-> ユーザとグループ
-> 左下の南京錠マークをクリックして解錠
-> 詳細オプション(ユーザ名をcommand+左クリック)
-> ログインシェルを/bin/zshに変更
TimeMachineが動作しない
Mojave以前とはTimeMachineの保存方式が変わったので、互換性がなくなっている。 ハードディスクのパーティションが "Macintosh HD" と "Macintosh HD - Data" の2つのパーティションに分かれたことが原因の1つ。
参考サイト
macOS Catalina の読み取り専用のシステムボリュームについて
対策として、Mojaveのときにバックアップしたフォルダの名前を変更(TimeMachine-mojave)。
同じ階層に、新しくフォルダを作成(Timemashine)。
TimeMachineフォルダの中に、Catalina用のバックアップを作成してみることとする。
Finderが安定動作しない
"オリジナルの項目が見つからないため、操作を完了できません。" と出てFinderが強制終了する現象が多発した。
以下の方法にて解決を試みる
- command+Kでサーバ接続(再接続)
- DockのFinderアイコンの上で、Option+左クリック長押し ー> 再度開く
- MacOSを再起動
参考サイト
Appleコミュニティ
synkers.net
ネットワークがつながらない
MacOSの問題ではなく、関連サーバーの問題。
CatalinaにアップデートしTimeMachineでバックアップしたあとで、TimeMachineサーバーになっているRaspberryPiから外部に接続できない現象が発生した。ネットワークハブを再起動することにより解決。
原因は不明
スイッチングハブの経年劣化で熱暴走しやすくなっている可能性あり。
以下を検証して問題がないことは確認済み。
- ネットワークケーブルを抜き差しして、arpテーブルをリセット
- Raspberry PiのOS再起動
- Consoleからsyslog,dmesg,messagesを確認して問題なし
- USB-HDDとUSBキャプチャー機器を外して、OS再起動
-> 結局、スイッチングハブを新品へ交換。そのあとは、同じ現象は再発していない。
突然の再起動
確実に再現するわけではないが、Macbookをクラムシェルモードで使っているときに、以下のタイミングでOSの再起動が発生した。