Google Colab上でのPythonがバージョンアップ(3.6.x-> 3.7.11)

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概要

Pythonのバージョンって気にしていますか??

Google Colaboratory(Google Colab)というPython開発環境で、Pythonのバージョンアップがされたというお話です。

気にしていること

Pythonのバージョンについて、私が気にしていることは以下の点です。

  • 保守が継続されていて、セキュリティアップデートがある
  • 本やUdemyで学習する際のサンプルプログラムが誤動作しにくい
  • Python関連のパッケージ間における依存関係の問題が発生しにくい

これらを踏まえて、大手のプラットフォームであるGoogle Colabを参照しています。 いままでは、Pythonのバージョンだけでなく、パッケージのバージョンについてもGoogle Colabと合わせて、自分の開発環境を構築。 そのため、Pythonはそこそこ古めのバージョンである3.6系を選択していました。

しかし、最近のニュース記事で、Pythonにおける脆弱性があり修正されたとのこと。 forest.watch.impress.co.jp

そこで、自分の環境をアップデートする前に、Google ColabにインストールされているPythonのバージョンを確認することになったわけです。

Google Colab上で、“! python -V” を実施した結果

! python -VGoogle Colab(Jupyter Notebook)でPythonのバージョンを確認するためのコマンド。

過去に実施したときの結果と、今日実施した結果の比較です。

2020/11/21時点

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最終閲覧日が2020年11月21日となっていたGoogle ColabのNotebookの記載。

実際にコマンドを実行したときは、もう少し過去だった可能性あり。

2021/02/24時点

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3.7.10に変わっていますね。

2021/08/22時点

3.7.11にアップデートされています。

まとめ

Pythonの最新バージョンがリリースされた2021年2月15日以降で、Google ColabのPythonも3.6系から3.7系へ変更されたのだと思われます。

私も重い腰をあげて、3.7系へ移行しようかなと思いました。

初学者の私では、3.6系と3.7系の詳細な違いはわかりません。

ただ、“from future import annotations” をしたあとでの型ヒントが記述しやすくなる・・・のは便利そう。3.6系ではtypingをインポートして古めの記述をする必要があったのです。

ちなみに、型ヒントについては、Pythonのバージョン差分の情報も含め、こちらのページが参考になります。

future-architect.github.io