HT-03A その後

3日間、いじってみたので、そろそろ使用感をアップしていきます。

HT-03Aの全体を考えると、一部のアプリにおけるモッサリ感は否めないけれども、常駐アプリによるマルチタスク環境はコミュニケーションをメインとするアプリ(例:メッセンジャー、メール、端末の自動設定)には適していると感じます。

英語読むのが嫌とか、WebSiteだけ見られればいいって人はiPhone 3GSを買ったほうが幸せかも。プログラムや技術に興味の無い人であれば、国産 Android端末が発売されてからの購入でも遅くは無い。

以下、機能別レビュー。

<Web閲覧>
ChromeLite(俗称)が標準ブラウザですが、多少モッサリ気味な動作感。
OperaMiniのほうがサクサク感はありますが、他アプリと連動させるやり方が不明。

moperaUの設定でWeb圧縮を有効にすると、WAN経由の通信で反応速度が多少よくなりました。

<メール>
Gmailアプリが入っているので、それを利用しています。
ラベル付けや検索など、Web版のものがそのまま使えるので特に不満はありません。

<地図>
最新版GoogleMapを米国からダウンロードできます(※)。
体感で多少読み込みが早くなったかも。
あと、ルート案内時のDirection通知は便利かも。
端末にプリインストールされている古いバージョンをわざわざ使う必要はないです。

Android端末のLocaleをEnglishに変えてから、SIMカードを抜いて再起動。WiFi経由で米国のAndroid Marcketに接続可能。この方法で、iSkoot for Skype もダウンロードできる。

i-mode関連>
一番やっかいな部分。
i-mode.netに接続することで、Webメールとしてi-modeメールを読み書きすることはできる。が、使いやすいとはお世辞にもいえない。

そんな中、期待のアプリ "新着i" が7/13の夜にリリースされました。
これは、i-mode.netにアクセスして、i-modeメールの新着有無をチェックするアプリです。
現段階では、新着メールがあったときにはNotificationバーの通知にのみ対応していて、振動機能や着信音、件名通知とかは無しです。ですが、こうした問題は時間(と作者の意気込み)が解決してくれることを願います。

発売後たった3日で、こうしたアプリが配布される(キャリア、メーカの審査なし)のがAndroid端末の面白いところです。

<その他>
・Simeji(日本語IME
フリック入力も可能な日本語IME。 SocialIMEと呼ばれるネット上の辞書を使って変換効率をあげている。 地下鉄内で入力していると、ネット接続/切断時のエラーメッセージがうざったいが、安定した電波状況下では快適。

・TaskManager(タスク管理)
Androidはバックグラウンドのタスクがよくわからない(Windowsのタスクバー相当のものがない)ので、不要なアプリはこうしたツールで強制終了することでメモリの空きを作る。アプリが高速で動作する環境を維持するには、このツールが必須。

・APNdroid(3Gデータ通信抑制)
3Gのデータ通信を抑制するときに使用するソフト。このソフトを使用すると、音声着信はできるがパケットの送受信ができなくなります。
ON/OFFが容易で、Notificationバーに現在の通信状況も出て、わかりやすく使いやすい。

・Toggle Settings(端末設定ソフト)
GUIで端末の機能をON/OFFすることができます。 Locale を知るまで現役大活躍でした。今も簡易に設定変更する場合によっては使います。

・aContacts(アドレス帳)
グループ表示や複数宛メール一括送信、発信者別着信音などを設定することができます。デフォルトのアドレス帳より、aContacsのほうが便利。

・ACast(Podcastのダウンロード、再生)
時刻指定でPodcastのFeedを巡回し、最新のPodcastをダウンロードするソフト。対応できないサイトもあるかも知れませんが、私が良く聴く、日経1年生のPodcastはちゃんとダウンロード・再生ができます。

・anちゃん(2ch ブラウザ)
2chブラウザ。板のブックマーク、キャッシュ表示もできる。
まだまだ発展途上な印象。近い将来に期待。

・NewsRob(RSSリーダー
Googleリーダーと連携するRSSソフト。Offlineモードを搭載していて、概要レベルまでであればOnlineでなくても読める。

・Locale(端末の自動設定ソフト)
2008年に実施されたADC(Android Developer Challenge)の上位10位に入賞した作品。
位置情報(3GやGPS)、時間、バッテリー残量などの条件を指定し、その条件にマッチすると、端末の呼び出し音/振動有無/Displayの輝度/BlueToothWiFiのオンオフなどを設定し、端末が自動で設定を適用する。

沢山のアプリをインストールしたのですが、常用に近い形で使用しているのは上のアプリ達です。使わないアプリはアンインストールしたほうが、挙動が安定するみたい(体感)なので、少し経ったら、残すもの/消すものの判定をしなければいけませんね。