概要
Visual Studio Codeで使えるPythonの言語サーバー「Pylance」。
Preview版の最初のリリースは2020年6月末でした。
それから、約11ヶ月の長きを経て、ようやく正式版となりました!
正式版になって何が変わったのかを含めて解説します。
Pylanceとは?
Visual Studio Codeで利用することができるPythonの言語サーバーです。
Pylanceを使えば、Import文の挿入を自動化したり、静的型チェックやコードの色付け、コード補完などができるようになります。
この言語サーバーは、Microsoft製。
もともとは、同じMicrosoft製でPyrightという型チェックを行う仕組みがありました。
この型チェックの機能に、コード補完であるIntelliCodeの機能を付加し、その他Pythonのコードを書く際に便利な機能をまとめあげたのがPylanceです。
正式版になると何が変わる?
これまでもPylanceを使っていた人には、あまり変化はないと考えます。
アナウンスされている変化は以下の2点。
- Visual Studio Codeのデフォルト言語サーバーとして設定される
(2021年5月以降にリリースされるVisual Studio Code) - Python core extensionにバンドルされる
Pythonの拡張機能を入れるだけで、特別な設定をしないでPylanceを使えるようになったということ!
これまでよりも多くの人がお手軽に使うことができるようになったということですね。