概略
macOSとWindows10の間で、リモートデスクトップをしています。
今回は、キーボードの配列に関する問題が発生していたので、問題内容と解決策をまとめます。
問題内容
以下のように接続している場合に問題が発生。
- macOS->Windows10(A)->Windows10(B)
※ Windows10の後ろにある(A),(B)は区別のためにつけている。
各OS間の接続には、以下のソフトウェアを使っている。
1の部分は問題ないが、2を実施するとキーボードの配列が変わってしまう。
[Shift]+[2]を打ち込むと、"となるはずが@になる。他にも多数。
これらは、OSがキーボードをUS配列として誤認識(実際はJIS配列)している、よくある事象。
解決策
OKパターン
Microsoftの以下の記事にあるように、Windows10(B)のレジストリを変更することによって解決した。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/archive/blogs/askcorejp/rs4-rdp-keyboardlayout
本来は、Windows10(A)のレジストリも変更する必要がありそうなのだが、今のところは変更せずとも問題なく動作している。
NGパターン
1の部分のソフトウェアで設定を変更
(旧)Connections->Keyboard Mode->Scan Code
(新)Connections->Keyboard Mode->Unicode
この設定変更でも、JIS配列としてキーボードを認識するようになる。
ただし、Altキーの認識に問題があり、一部のショートカットが動作しない。 たとえば、VisualStudioCodeで[Alt]+[方向キー]を押しても、行単位の移動ができない。
そのため、上の解決策のとおり、レジストリの修正で対応したほうがよい。