Wireless JAPAN 2009
ワイヤレスジャパンはモバイルサービスに関する、技術・端末・サービスへの取り組みを情報発信している展示会です。
場所は東京ビックサイトで、展示会だけ見るのであれば半日で見終わるくらいの規模です。
端末の観点からはあまり見栄えがしませんが、モバイルブロードバンドがこれからさらに発展していくことが見て取れる展示会でした。とりわけ、LTEについては通信事業者/通信機器ベンダーの各社が展示しており、これからの注目技術になりそうです。
また、展示の中身はあまり濃くありませんでしたが、中国系通信機器ベンダーのHuawei、ZTEが大きめのブースを確保して展示をしていました。標準化会議だけでなく、ここ日本でも成長株の通信機器ベンダーとして、認知度をあげようとしているみたいです(実際にあがってきていると私は思う)。
まずは、NTTDoCoMoブースから。
みんなのドコモ研究室 | NTTドコモ のページで紹介されているアプリをHT-03A上で動作させて展示していました。20分~30分待ちという大盛況ぶり。並ぶのがイヤだったので、スルーしました。
個人的に気になったのは、ウェルネスサポートの展示。
体重計、歩数計、血圧計などの健康器具で測定したデータを集計して、ネットにアップロード。そのデータを参考にして、専門家からアドバイスをもらうことができる。提携パートナーにコナミスポーツクラブなどもあります。コナミでは、私たちが筋トレマシーンを使った履歴(ウェイト、回数など)を集計していたりするので、このウェルネスサポートの一環として将来的に筋トレメニューの組み立てサポートなどもやってくれるかもしれませんね。
他にも私が使っている歩数計のメーカー、オムロンも機器パートナーとして入ってます。
期待大のフェムトセルサービス。
デモとして、今のホームUサービスを使った在宅プレゼンス機能を実演していました。
ホームUサービスは、3Gの電波の代わりに無線LANを使って電話/i-modeが使えるというもの。ホームUは、端末へのアクセスに無線LANを使っているだけで、家庭からコア網へのアクセス方法についてはフェムトセルを使った場合と同等になるのではないかという話があります。
デモの疑似ネットワークとしてホームUを見せてくるというところに、上の話の信憑性が高いことを伺うことができます。
次はKDDI。
LTEの展開計画が記載されています。
2012年12月予定のLTEサービスインですが、DoCoMoに比べると2年間のビハインド。CDMA2000からLTEへの移行なので、通信規格が大幅に変更になり大変なのでしょう。
同じ、KDDIから携帯電話向けMicroSDカードの展示がありました。
Eye-Fiみたいなことをしたいのでしょうか・・・?それとも、DoCoMoのホームUみたいなこと??
提供時期未定なので、JustIdeaレベルなのかもしれません。
展示会場の出口のところにひっそりと、Victorのオーディオ「匠」が展示してありました。
正式名称は コンパクトコンポーネントDVDシステム EX-AR3LTD |ビクター とのこと。
ウッドコーンの音色は確かに美しいですが、どちらかというと 懐かしい音 という感じがします。設計思想は全く異なりますが、懐かしい音と言えば、LuxmanのNeoClassico Series のほうが個人的には好みです。