まずは携帯電話の設定。
携帯電話のデスクトップ画面にある「ホームU初期設定サイト」を選択します。
上の写真で下側に見えるリンク 「携帯電話の設定はコチラ」 を選択し、ネットワーク暗証番号を入れると「携帯電話への設定」、「BB回線接続情報」の2つの選択肢がでてきます。
「携帯電話への設定」を選ぶと、無線LANのプロファイルの1番に既存のものに追加するかたち(上書きはされない)で登録されます。 -> 無線LAN設定 ※携帯電話 N906iLの設定
「BB回線接続情報」では、PPPoE接続情報(ID、パスワード)とルーティング情報が表示されます(要メモ)。 –> IX2015設定 ※我が家のBBルータであるIX2015の設定
<無線LAN設定>
携帯電話の無線LAN設定項目に”docomo” というプロファイル名の設定ができています。WLAN詳細設定とセキュリティ方式設定を自宅に既に設置してある無線LANの環境に合わせます。
<IX2015設定>
~PPPoEのプロファイル設定~
ppp profile docomo
authentication myname xxx@mopera.net
authentication password xxx@mopera.net password
~PPPoEを割り当てる仮想インターフェイスの設定(FastEthernet0/1.4)~
interface FastEthernet0/1.4
encapsulation pppoe
auto-connect
ppp binding docomo
ip address ipcp
ip napt enable
ip napt inside list pppoe-napt
no shutdown
~ルーティング設定~
ip route 220.159.233.0/24 FastEthernet0/1.4
~Private-LAN内のフィルタリングの変更(FastEthernet1/0:1.0)~
ip access-list home-u permit udp src any sport eq 4500 dest 192.168.1.0/24 dport eq 4500
int FastEthernet1/0:1.0
ip filter home-u 34 out
ip filter all-rej 65535 out <-- この設定は既存のもの。
これだけ設定すればOKです。
左上のアンテナ(WiFi:無線LAN)の右に家マークが出ていればホームUでの接続完了!!
<<追記>>
Private-LAN内のフィルタリング設定を追加しました(2010年2月2日)。
NATテーブルを見ていると、UDP 53番(DNS)、500番(IPSecのネゴシエーション Phase1)、4500番(IPSecのネゴシエーション Phase2とデータ)というように使っているようす。
NATテーブルのタイムアウト値である300秒が経過すると、4500番ポートの通信以外は不許可になってしまい、外からの通信は遮断されます(これはこれで良い)。
4500番ポートを使ってデータのやりとりと、60秒置きにサーバとのハートビートを送受信しているようです。
※ 初期の設定では外から内に入ってくる4500番ポートの通信がPrivate-LANで遮断されていた様子。500番ポートの通信が生きている間(通信開始から300秒以内)は、なんらかの4500番ポートの通信をしているようで、4500番ポートのNATタイマ値は更新されています。よって、500番ポートのNATタイムアウト(300秒)+4500番ポートのNATタイムアウト(最大300秒)を足して、大体9~10分くらいで切断されてしまう事象が発生したら、これと同じ問題かも知れません。
また、電話着信時にも4500番ポートの通信を使っているようで、さきほど述べたように外から内に入ってくる4500番ポートの通信が遮断されている状況だと、Server側(IMS側)では端末が存在しないものとして処理されるようです。つまり、Server側(IMS側)では、その状況を検知するとRegisterを取り消すのだと考えられます。そうすると、電話着信時にホームU側には転送されなくなり、FOMAの接続があればFOMA側で着信するようになります。こうなった場合、時間をちょっとおいてからもう一度Register(ニューロポインタ長押し)すると復活します。