概略
1987年からシリーズが続くRPGの16作品目です。
今作は初の "アクション" RPGとなりました。
発売から約1週間で、全世界での累計販売本数が300万本を突破したそうです。
トロフィーコンプリートまであと一歩というところまでプレイし、その感想をまとめます。
内容
ジャンル 3DアクションRPG。
難易度 クリアするだけなら難しいとは感じませんでした。
ストーリー 各国がクリスタルをめぐって戦いを続けるという設定。 暴力や差別がまかり通り、滅びゆく世界をどのようにして救うのかというテーマがあります。
プレイ時間 60時間以上(1週目クリアとすべてのサブクエストを完了)
感想
良かった点
酔いにくい ゲームをプレイする中でほとんど3D酔いを感じませんでした。最近のゲームでは珍しいことです。原因は明確ではありませんが、おそらくPS5の安定したフレームレートのおかげかもしれません。
待ち時間がほとんどない 演出によって待ち時間をごまかしている場面もありますが、不満を感じるほどの待ち時間はほとんどありませんでした。非常に快適なゲーム体験だったので、この技術は次回作(FF7 Rebirth?)でも引き継いでほしいと思います。
召喚獣とアクションRPG シリーズで特徴的な召喚獣が登場します。それらを時間制限のスキルとして、アクションRPGに取り入れた点には違和感なく納得できました。 スキルを解放するためにポイントを使いますが、ポイントリセット機能もあります。そのため、ポイントを使うことに躊躇せず、ストレスなくプレイできる仕組みです。
もったいなかった点
体験版がハイライト ストーリーとしては、体験版を終了した時点が一番盛り上がりました。そのあと、もっとドキドキする展開が期待されましたが、体験版を超えることはありませんでした。
サブクエストの量と追加タイミング サブクエスト自体はお使いのようなものです。世界観やキャラクターを深く理解するには重要な要素だと感じています。しかし、ストーリーを進めている途中で特定のタイミングで大量に追加される点が残念でした。 サブクエストをこなしていると、メインストーリーへの没入感が薄れてしまい、結果的には不満が生じます。
魔法の概念が従来と異なる 過去作品では、炎の敵には氷魔法、水の敵には雷魔法のように敵の弱点を突いていくのが、このシリーズの戦闘の醍醐味でした しかし、今作において魔法は攻撃力の低い遠距離攻撃にすぎず、特別な使い道がありません(マジックバーストはありますが)。 召喚獣のスキルを組み合わせて戦い、敵がダウンしたら大技を放つという戦闘スタイルも悪くはありませんが、魔法の使い道としてももう少し活躍の場を残してほしかったです。
まとめ
快適さを重視したアクションRPGです。
アクションが苦手な人でもストーリーをクリアすることは問題なくできると思います。ただ、「アクションが苦手な人」が本作を手に取るかどうかは微妙なところです。
個人的には、アクションとストーリーの両方とも楽しみながらクリアできました。
前作のFF15が評価されなかったこともあり、今作に対する評判も最初は悪かったですが、体験版を通じてその評判は覆されたと言える。
PS5の普及とともに、本作を楽しんでくれる人々が増えることを願っています。